第23回 「ウード & ダルブッカ
~アラブの響き 今宵お寺で Vol. 2~」
令和4年5月22日(日)午後6時より、顕光院本堂にて開催されました。
アラブ地方の伝統的弦楽器のウードと、同じくアラブ地方の伝統的打楽器のダルブッカの共演。
2018年に開催した「第17回顕光院本堂コンサート」以来、4年ぶりに、常味裕司氏(ウード)と
立岩潤三氏(ダルブッカ)をお招きしてのコンサート。約60人の聴衆が、西洋音楽とは異なる多彩な
音階をもつ「アラブの響き」を、常味氏によるわかりやすい解説とともに堪能しました。
なお、コロナ感染症対策として、本堂内では座席の間隔を広く取りながら、窓を全開にして換気対策に
も十分に注意を払いながらの開催となりました。
第22回 「天平楽府 特別演奏会
~シルクロードから日本へ、精神文化回廊巡礼~」
令和3年10月31日(日)午後5時30分より、顕光院本堂にて開催されました。
このコンサートでは、千数百年前にシルクロードから日本へ伝来し、以来、奈良正倉院に伝えられてき
た日本最古の楽器群を、細部に至るまで正確に復元した楽器が使用されました。また、それぞれの楽器
を担当した10人の演奏者は、日本と中国の出身者からなる国際的な楽団員。奈良時代の楽師達の衣装
に身を包んだ彼らが、作曲家劉宏軍氏が復元した古代の楽曲や、同氏が創作した曲を演奏し、集まった
約80人の聴衆は、約2時間にわたり、奈良・平安時代の優雅な音色に耳を傾けました。
また、コンサートの最後には、コロナ感染症収束を祈願しての読経も行いました。その際に導師は、愛
知学院大学禅研究所が所蔵する、正倉院に伝来した聖武天皇御被着の「七條織成樹皮色袈裟」の複製品
を特別にまとい、当会場ならではのコンサートの締めくくりとなりました。
第21回 「ピアノの音色に誘われて ~吉永哲道 独奏会~」
令和2年10月18日(日)午後5時30分よりより、顕光院本堂にて開催されました。
演奏曲目
J-F. ラモー クラヴサン曲集より
L. v. ベートーヴェン ピアノソナタ第8番op. 13「悲愴」
M. ムソルグスキー 「展覧会の絵」 ほか
令和元年の夏に本堂に導入したグランド・ピアノのお披露目を兼ねてのコン
サートでしたが、コロナ禍の中、窓を開けて換気を行うとともに、座席の間
をあけての開催となりました。
吉永哲道氏には、これまでにも「こんちぇるてっくなお寺の夕べ」vol. 2と
3にご出演いただき、100年前のアンティーク・ピアノでの演奏をご披露
いただいていますが、今回はグランド・ピアノの演奏ということで、いつも
とは違うピアノの音色に、約60人の聴衆が聞き入りました。
とりわけ、ムソルグスキーの「展覧会の絵」をピアノの独奏で鑑賞できたと
いうことで、とてもすてきな機会になりました。
第20回 「メーテルリンク vol. 2」
令和1年11月2日(土)午後7時より、顕光院本堂にて開催されました。
服部恵氏(ヴィブラフォン)&
伊藤芳輝氏(ギター)
昨年秋に引き続き、2人の奏者が素晴らしい演奏を届けてくれました。
今年は、2nd CD「Drive to the sound of Megterlink」発表を記念してのライブ・ツアー。
”ヴィブラフォンとギターによる 圧倒的テクニックと情熱的なサウンドが 全国を駆け巡る!”
静岡市の大道芸、そして、ラグビー・ワールドカップの決勝と重なる日程となったため、
聴衆は40人ほどでしたが、とても贅沢な時間を堪能することができました。
第19回 「こんちぇるてっくなお寺の夕べ vol. 3」
平成30年11月30日(金)午後7時より、顕光院本堂にて開催されました。
一昨年6月に、顕光院開山 揚室印播大和尚 400回遠忌記念コンサートで多くの徴収を魅了した4人が、
再び集まってくれました。
吉永哲道氏(ピアノ)、高田龍一氏(編曲、バイオリン)、
森谷佳奈氏(チェロ)、山本彩子氏(メゾソプラノ)
数々の楽曲を、4人の息のあった演奏で魅了してくれました。
もちろん、今回も製造後100年を超えるアンティーク・ピアノも活躍しました。
第18回 「メーテルリンク
~ヴィブラフォンとギターの衝撃音世界!~」
平成30年6月30日(金)午後7時より、顕光院本堂にて開催されました。
昨年秋、バイオリン奏者のYui氏とともに、顕光院本堂で「Hyclad Live」を開催された伊藤芳輝氏が
今年はヴィブラフォン奏者の服部恵氏とともに来院。
2年続けて、すばらしいテクニックによる演奏を披露くださいました。
少なめの聴衆ではありましたが、昨年とはまた違う魅力を堪能しました。
第17回 「ウード&ダルブッカ
〜アラブの響き 今宵お寺で〜」
平成30年6月30日(金)午後7時より、顕光院本堂にて開催されました。
アラブの伝統的弦楽器のウードと、打楽器のダルブッカの共演を、それぞれわが国の第一人者であ
る常味裕司氏(ウード)と立岩潤三氏(ダルブッカ)の演奏で堪能しました。常味氏は、2010年の
第1回顕光院本堂コンサート以来8年ぶり、立岩氏も2013年の第7回本堂コンサート以来5年ぶりの
来院でした。
ちなみに、ウードは中近東から北アフリカのアラブ圏で使用される弦楽器。リュートや琵琶に近い楽
器で、半卵形の共鳴胴が特徴的。「ウード」とは「薄い木片」という意味です。一方、ダルブッカは
中近東で使用される酒杯型の片面太鼓。倍音の豊かな音色と,そこから叩き出されるダンサブルなリ
ズムが特徴的。デザインにも大きな魅力がある打楽器です。
当日は、常味氏のわかりやすい解説に導かれて、普段はあまり聴く機会のないアラブの伝統的な音楽
に耳を傾けました。
第16回 「ふじのくに 歴史演談 お寺ツアー2018春」
平成30年4月14日(土)午後6時より、顕光院本堂で開催しました。
演目:「関口隆吉の生涯 〜初代県知事は最後の侍〜」
出演:奥野晃士氏、音楽:永吉真弓氏
県内各地で「歴史演談」を開催し、顕光院本堂でもこれまでに4回「歴史演談」を開催している
SPAC俳優の奥野晃士氏が、パーカッション奏者の永吉真弓氏とともに、初代静岡県知事・関口隆吉
の生涯を語りました。
〈ストーリー〉
旧幕臣の救済事業である牧之原開墾を同士とともに推進する関口だが、人材不足に悩む新政府は有能な
関口に出仕を要請。やがて不平士族の不満くすぶる山形県、山口県を平定した関口は、実父の出身地で
ある静岡県初代知事への就任を拝命し、静岡の発展に全力を尽くすが、思いもよらぬ災難が関口にふり
かかる。
第15回 「Hyclad Live」
平成29年12月1日(金)午後7時より、顕光院本堂にて開催されました。
Hybrid & Hyper Classic Duo = Hyclad(ハイクラッド)
〜新しいクラシックのかたち〜
Classic出身で民族音楽を得意とするヴァイオリニストのYui氏と、
World Musicを中心に多方面で活躍するギタリストの伊藤芳輝氏が、
それぞれのフィールドで培った音楽的スパイずをふんだんに織り込みながら、
大胆な切り口でクラシック曲をを表現したコンサート。
オーケストラの曲からピアノ曲まで、
弦楽器の魅力を最大限に生かしたダイナミックでスピード感あふれるライブ・ステージを、
2時間にわたって堪能しました。
Yui 氏と伊藤芳輝氏によるHycladのページはこちらへ。
第14回「平曲:琵琶法師が伝えた平家物語」
平成29年5月28日(日)午後6時30分より、顕光院本堂にて開催されました。
古典文学作品として知られる『平家物語』は、
もともと、琵琶法師の語りをまとめたものだとも言われています。
その琵琶法師によって伝えられてきた『平家物語』の語りを、
江戸時代に確立された「平家正節(へいけまぶし)」の流儀にもとづいて、
伝統的な作法で演じていただきました。
演者は、伝統の数少ない継承者である、鈴木孝庸氏。
同氏はまた、新潟大学名誉教授として、この分野の研究者でもあります。
演目は『平家物語』の冒頭を飾る「祇園精舎」の一部と、
静岡にゆかりのある「千寿」、それに有名な「那須与一」。
当日は、100人を超える方々が、鈴木氏による語りを、
鈴木氏自身による「平曲」の説明や演目の解説などとともに堪能し、
さらに、最後の演目である「那須与一」では、聴衆も一緒になって語りを体験しながら、
平家の世界を体験いたしました。
平曲の簡単な解説は、Wikipedia のものですが、こちらへ。
第13回「ふじのくに 歴史演談 お寺ツアー2017冬」
平成29年3月26日(金)午後7時より、顕光院本堂にて開催されました。
演目:「照久寺の仇討ち~清河縁者返り討ち~」
出演:奥野晃士氏、音楽:ムッシュびあぼん氏
今回の演談は、「駿河東海道おんぱく」の一貫として開催されました。
当日は、最後の部分でゲスト女優さんも参加して、今回もステキな舞台になりました。